ソーシャルメディアと人類への影響

15年の大半にわたって続いてきたデジタル現象、つまりソーシャルメディアの悪影響について熟考せざるを得ないと感じています。Facebook、Instagram、Snapchat。これらはすべて、私たちのコミュニケーション、考え方、感じ方、さらには移動の方法を永遠に変えてきたテクノロジーの大国です。

ソーシャルメディアの主な議論は接続性です。長年にわたって連絡が途絶えてきた、または距離を置いて関係を維持したい人。世界中の愛する人や仕事仲間と、ボタンを押すだけで、紙の郵送の証跡を必要とせずに、これほど簡単にコミュニケーションをとることができたことはかつてありませんでした。

概して、これは良いことです。何らかの理由で孤立している人や遠く離れた人々にとって、ソーシャルメディアは本来の目的のために適切に使用する人々にとって天の恵みであり、大きな慰めだと思います。しかし、創設者やクリエイターは、商業的利益や広告的利益の必要性を損なったのです。

ソーシャルメディアが私たちの社会に深く根付いていることは周知の事実です。「データマイニング」のような用語を聞いたことがあり、その意味は漠然とわかっていても、私たちはそれを継続することを許可しています。なぜなら、私たちは非常に信頼性が高く、文字通りそれに夢中になっているからです。私が「文字通り」と言うのは、特にFacebookには、ユーザーが検索したものを検出し、最も長く見て、最も関心を示すアルゴリズムが採用されているからです。Facebookは、ユーザーが気に入っているとわかっているトピックをターゲットにして、メディアフィードの最前面に表示します。

フェイスブックだけではありません。携帯電話でFacebookを使用している場合、Googleの検索履歴が確実にデータマイニングされ、今では「プライベートな」Whatsappの会話でさえ、チャットでキーワードを抽出して広告のターゲットを絞るようになりました。また、Amazonと同様に、スマートフォンのマイクを使って会話を聞いたり、広告するキーワードを選んだりします。そして最悪なのは、誰もが知っていることです。

私たちは皆、たとえば「粉末洗剤」と言った人の話を経験したり聞いたりしたことがありますが、Facebookで次に見られるのは粉末洗剤の広告です。完全にランダムなフレーズが何らかのニュースフィードに表示されるのは偶然ではありません。すべてリンクされています。インスタグラム、Whatsapp、Snapchatは、どういうわけかすべてFacebookの傘下に入っています。では、なぜそれが許されるのでしょうか？なぜそれを許すのか？

その答えは、Facebookのメーカーは、私たちが友人や親戚と連絡を取り合いたいのであれば、私たちが追い詰められていることを知っているということです。私個人としては、見逃すのが怖いと思います。（実際、「FOMO」は今やまさにそのような機会を表す造語です）。

私がニュースの大半を目にする場所です。世界の出来事がテレビよりも早く出てきます。私は何度も、突然の道徳的怒りのせいでFacebookのアカウントやアプリだけを削除してきた（これが私が今これを書く原動力になっている）。そして戻ってきたのは、せいぜい2週間後、足をつないで再び奴隷の羊になるためだ。

なぜ?それは、特にFacebookが、私たち同士のコミュニケーション方法を完全に独占しているからです。Facebookから姿を消すと、職場の同僚からの重要なメッセージや、参加する必要のあるパーティーの招待状やグループチャットを見逃してしまう可能性があります。あなたはエイリアンになります。あなたは隠者になります。君はパリアになる。

小さな通知音、数字の入った小さな赤い丸は、喜びの化学物質であるドーパミンを放出して、ちょっとした注意と満足感を与えるように設計されています。問題の通知は、コメント関連の友だちにならなくてもかまいません。甘いドーパミンであなたを元気づけるためにあなたが怠けているとFacebookが思った場合、友達のストーリーを思い出させるだけの通知になることもあります。

ソーシャルメディアは、私たちの実際のソーシャルスキル、認識、基準を完全に変えました。私たちは自分自身のベストバージョンだけを投影するようになりました。フィルターをかけてホリデー写真を若く美しく見せたり、背景でその日が晴れたように見せたりするフィルター、常にジェットセッティングをしているかのようなライフスタイルを演出する遠くの場所にタグを付けたりします。基本的に、私たちは現実の生活をフィルタリングして、自分の現実が実際よりも大きいふりをします。

これが今度は他の人を惨めな気持ちにさせると私は信じています。ネットいじめと十代の自殺という暗い話題について簡単に触れるつもりだが、私はとても悲しくて怒りを感じているので、若い世代の誰もが自分よりも劣っていると感じなければならない。それはすべて、仲間が恋愛関係や休暇を過ごしているのを見て、自分自身や自分の状況を偽の予測と比較する必要があると感じているからです。

Facebookを使って自分の居場所や休暇後の写真を言う人には向いていません。共有が肝心であり、自分でやっているので偽善者になることは認めますが、重要なのは、私たちは自分のベストを尽くすことしかできないということです。私たちが何時間も交通渋滞に巻き込まれたり、猫がじゅうたんの上で病気になったり、財布をなくしたり、洗濯で服が縮んだりしたという逸話を見たいと思う人は誰もいません。

ただ面白くもないし、クールでもない。休日や楽しい時間は、平均的な人の日常生活の約5パーセントに過ぎませんが、逃げる余裕がない人や、社会的に気まずい人は、自分自身について気分が悪くなります。

冒頭で、ソーシャルメディアは私たちの動き方を永遠に変えたと述べました。私たちの体への影響は、姿勢が悪化していることです。携帯電話では、前かがみになっているので、呼吸しても肺が完全に膨張しません。頭が前に傾いていると、すべてが首の筋肉に影響します。

人間の頭は小さなボウリングボールと同じくらいの重さで、首と肩で支えられているはずです。医師は、この頭の前方姿勢を「オタクネック」と呼んでいます。私たちの手がけいれんしているのは、ありふれた雑踏の中をスクロールしているときに、小指がぎこちなく曲がって携帯電話を所定の位置に保持できないからです。

最悪なのは、「ソーシャル」メディアという名前の皮肉な点です。これほど反社会的な時代に生きてきたことはない。すべての食堂、学校、パブ、レストラン、リビングルームには、頭を下げて携帯電話をスクロールし、話しかけているときに他の人の生活の中で何が起こっているのかを見ている人がたくさんいます。

問題は、携帯電話では、自分の言うことを編集して、自分よりも賢く聞こえるようにできることです。返信は何時間でも考えられますが、対面での会話で言った内容を編集することはできません。

Facebook自体でも、あえてコメントに返信しません。なぜなら、私たちが投稿した内容は、友人や家族全員に見られることがわかっているからです。さらに自分自身をフィルタリングします。見知らぬ人にどのように認識されるかを恐れて、誰も異議を唱えたり、否定的なことを投稿したりしません。次の世代は社会的に麻痺している。それに対して私たちは何ができるだろうか？

ソーシャルメディアをボイコットすることはあり得ません。今そんなことはあり得ません。冒頭で述べた理由から、今では多くの人にとってあまりにも重要であり、若い世代は中毒性が高すぎるため、キックして悲鳴を上げるでしょう。また、商品や企業のマーケティングや広告を行う際に、最も迅速で簡単な方法でもあります。

結論として、誰かと話したいときはいつでも電話をかけたりテキストを送ったりできます。Whatsappはデータをマイニングするかもしれませんし、マイクを通して会話を聞いていることは間違いありません。しかし、あなたについてすでに知りすぎているデジタルリーチに餌を与えないようにすることはいつでもできます。

携帯電話でソーシャルメディアの許可をできる限りオフにして、1日10分以内に制限するようにしてください。ヒント:画面に既に表示されているものが表示され始めたら、スクロールをやめて、スマートフォンをポケットに戻してください。

リビングにいる家族、バスに乗っている人、学校の友達、食堂にいる同僚など、周りの人を見上げてください。こんにちはと言ってください。猫のGIFを見るよりももっと学び、面白い時間を過ごせることを保証します。